楽しかっただけじゃないゆめハウス便 大街道では考えさせられました
2014-01-28
昨年末のゆめハウス便は文字通り大勢のゆめを乗せて発車する事が出来ました。ゆめハウスはまだ改装工事中ですが、次々とアイデアが浮かんでくるのは建物という具体物が目の前にあるからでしょう。当日は町長をはじめ、議会関係者、県関係者、支援団体のハビタットジャパン、JCB、日本NPOセンターなどが集まり、テープカットをしました。建物の前には布草履組合員のおばあちゃんたちの顔写真が飾られています。
その後いつもはるばる大阪から来てくれる戸田さんご夫婦の結婚を祝ってサプライズくす玉割りがありました。
そして最後に参加者みんなで記念写真
夕方からはホテルで大祝賀会です。全国から集まった支援団体と女川、石巻の生産者のみなさんと楽しく交流を深める事が出来ました。この事業は参加の中心が高齢者なため将来性が無い、とひどい評価を受けたことがありましたが、何の何の、お年寄りが自宅から、しかもあの狭い自宅から出ることがどれだけ大きな意味を持っているかを感じた会話をする事が出来ました。しかも今回はハレの祝う会。八木さんをはじめみなさん奇麗に着飾ってこられました。くまちゃんは和服で登場です。この3年間でこんなに着飾る機会は初めてのこととすれば、それだけでも十分に価値の有る会だと思わされました。
翌日は2011年4月から5月にかけて活動した大街道地区を視察しました。横山さんは全員を自宅に招き入れて下さり、被災当時の話をして下さいました。応接間の天井近くには浸水高を示すラベルが張ってあります。お孫さんがきた時に説明のために張ったものだそうですが、そんな悲しい思い出がありながらも自宅で暮らし続けたい思いを打ち砕く道路建設のため転居せざるを得ません。佐々木さん宅にもよりましたが、みなさん元気がありませんでした。この道路建設のために2000戸あまりが転居を余儀なくされるそうです。計画道路から数十メートル海側には既設の県道があります。それの有効活用もあると要望したそうですが、霞ヶ関で作った計画がわずか6ヶ月で決定されたそうです。神戸の時もそうでしたが、住民自治を徹底しないと市民は生活を守れないのだと痛感させられました。
駐車場まで見送りにきて下さった横山さんに本当に感謝です。
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